前の記事「YAMAHAの”VOCALOID6″と”Mobile VOCALOID Editor” について価格以外で最も大きな性能の違いを教えて」に記載しましたように、ヤマハの歌声合成ソフト「VOCALOID6体験版(macOS版)」を愛機のiMacにインストールしました。1ヶ月間の試用期間があるので、これから色々と試してみたいと思っています。
まず最初に、”Mobile vocaloid Editor”で作成した歌を”Vocaloid6”で使用する方法が知りたかったので、”Google Bard”にその最も簡単な方法を教えて貰いました。
Google Bardへの質問
『Mobile vocaloid Editorで作成した歌をVocaloid6で使用する最も簡単な方法を教えて』
Google Bardの回答
Mobile VOCALOID Editorで作成した歌をVocaloid6で使用する最も簡単な方法は、次のとおりです。
- Mobile VOCALOID Editorで、作成した歌をVPR形式でエクスポートします。
- VPR形式のファイルをパソコンに転送します。
- VOCALOID6 Editorで、転送したVPRファイルを開きます。
具体的な手順は次のとおりです。
- Mobile VOCALOID Editorを起動し、ソング選択画面で右上の「選択」を選択し、書き出したいソングを選択します。
- 選択したソングは緑色になります。
- 選択された状態で、左下の「EXPORT」を選択すると、メニューが表示されます。
- メニューから「VPR形式でエクスポート」を選択します。
- エクスポート先のフォルダを指定し、「エクスポート」を押します。
VPR形式のファイルは、拡張子が「.vprx」のファイルです。
- パソコンで、エクスポートしたVPRファイルを開きます。
- VOCALOID6 Editorが起動し、エクスポートしたVPRファイルが開きます。
これで、Vocaloid6で作成した歌を使用できるようになります。
なお、Mobile VOCALOID Editorで作成した歌は、Vocaloid6 Editorで使用できるすべての機能に対応しているわけではありません。たとえば、Vocaloid6 Editorのボーカルエディタで使用できる機能の一部は、Mobile VOCALOID Editorでは使用できません。
また、Mobile VOCALOID Editorで使用したボイスバンクは、Vocaloid6 Editorでは使用できません。Vocaloid6 Editorで使用する場合は、Vocaloid6に対応したボイスバンクを購入する必要があります。
ただし、基本的な歌の構造やメロディー、歌詞はそのまま使用できるので、簡単にVocaloid6で歌を完成させることができます。
”Google Bard”の回答で”Mobile vocaloid Editor”で作成した歌を”Vocaloid6”で使用する方法のイメージはつかめたので、愛機のiMacで実際に試して見ました。”Google Bard”の回答とは若干異なる部分もあったので、当サイトの管理人が行った手順のメモを以下に参考記載いたします。
Mobile VOCALOID Editorで作成した歌をVocaloid6で使用する手順
- ”Mobile VOCALOID Editor”を起動してソング選択画面で右上の「選択」をタップしました。
- 対象となるソング(下図では「月の夜は」)」をタップするとソングが揺れて緑色に変わり選択された状態になりました。
- 選択された状態で、左下の「EXPORT」を選択すると、エクスポート形式を指定するメニューが表示されました。
- 表示されたエクスポート形式を指定するメニューで「VPR V6形式でエクスポート」を選択タップしました。
- 保存先を聞かれることなく『 書き出しは完了しました。[月の夜は.vpr] 』とポップアップダイアログが表示されました。OKをタップして対象ソングの書き出しを完了しました。(”Mobile VOCALOID Editor”が出力するVPR形式のファイルの拡張子は、”Googl Bard”が教えてくれた「.vprx」では無く「.vpr」でした。)
- ソング選択画面の左下にある「FILE MANAGER」アイコンをタップすると、ファイルマネージャで[月の夜は.vpr]が保存されたことが確認できました。
- iPadの標準アプリ「ファイル」を起動して、場所「このiPad内」の「Mobile V Editor」フォルダに移動しました。(「このiPad内」がサイドバーに表示されない場合は、サイドバーの右上にあるメニュー「…」から『このiPhone内』の表示をオンにします。)
- 「このiPad内」の「Mobile V Editor」フォルダに移動して、ソングファイル[月の夜は.vpr]が保存されていることを確認しました。
- 画面の右上にあるアイコンをタップして表示される下記メニューの「”ファイル”に保存」でソングファイル[月の夜は.vpr]をiCloudのフォルダ(任意)にコピーしました。
- iMacの”Vocaloid6”(体験版)にiCloudのフォルダ(任意)にコピーしたソングファイル[月の夜は.vpr]を読み込んで、”Mobile VOCALOID Editor”で作成した歌声が問題なく”Vocaloid6”で再生出来ることを確認しました。
VOCALOIDの公式サイトに「iPhone/iPadで作ったボカロ曲をPCへ!Mobile VOCALOID EditorのソングをVOCALOID6 Editorで読み込む方法」と言う記事があります。その記事に以下の記載があります。
Mobile VOCALOID Editor バージョン1.14以降では、Mobile VOCALOID EditorのソングをVOCALOID6 Editorで読み込み可能なVPR形式で書き出すことが可能になりました。
”Mobile VOCALOID Editor”のバージョンが1.14以降でないと”Mobile VOCALOID Editor”で作成したソングファイルを”VOCALOID6 Editor”で読み込むことが出来ないみたいですね。上記公式サイトの記載には以下の記載もあります。
さらに、VOCALOID6 EditorではVOCALOID:AIトラックを使うことができます。
VOCALOID:AIトラックを作成し、Mobile VOCALOID Editorで作成したトラックのデータを複製することで簡単にVOCALOID:AIトラックを作ることができます。
VOCALOID:AIによるハモりの追加など、VOCALOID6 Editorの機能を活用した制作をお楽しみください。
”Mobile VOCALOID Editor”から読み込んだ歌声のトラックは、コピーしてAIトラックに変換するのが良さそうですね。
以上、”Google Bard”に「Mobile vocaloid Editorで作成した歌をVocaloid6で使用する最も簡単な方法」について教えて貰い、愛機のiMacで実際に試したことなどをご紹介しました。本記事が、老後の趣味として音楽制作を始めたいとお考えの方のご参考に少しでもなれば嬉しい限りです。
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